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2024年(令和6年)10月
生長の家広島教区教化部長 橋本 定子
合掌ありがとうございます。
9月に入っても猛暑が続いています。その暑さにも負けず、13日(金)は府中養心道場、14日(土)は教化部、15日(日)は呉道場で、それぞれ真心あふれるオープン食堂を開催していただき、合計111名(初12名)の方々がご参加いただきました。運営委員の皆様、ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。こうして、少しずつですが3会場に新しい人が来てくださるようになり、生長の家オープン食堂を地域の人たちに知っていただき、喜んでいただけることが何よりも有難く、皆様のご尽力に心より感謝申し上げます。
先日、16日の朝、「敬老の日」に因んだニュース報道を私は興味深く聞きました。現在の日本の老人の占める割合は、100歳以上が92,000人、65歳以上の人は3,625万人で、日本の総人口に占める割合の29.3%(約1/3)だそうです。元気な高齢者も多く、高齢者の就業率は25.2%となっています。長寿と言われる人の身体的特徴は、①認識機能の低下が遅い、②循環器官の老化が遅い、③骨格筋の衰えが遅い、ということだそうです。だから、老化を遅らせるためには毎日、少しずつ自分に合った運動(手足を動かし、筋肉の衰えを防ぐ)を心がけることが大切です。また、健康で長寿となるための日頃の心がけは、①新しいことへの興味(関心)を持つこと②決められたことをコツコツと守ること③他との関わりを大切にするということでした。そして、特に大切なことは、毎日、明るく感謝して生きること、と言っていました。これは正に、生長の家の「日時計主義の生き方」ですね。このように高齢者が長寿を全うできるのも、日本の国の平和が79年間保たれてきているからです。
その一方で、日本の将来にとって心配なことは、子供の出生率が2023年は1.20となり統計を取り始めて以降、最も低くなっていることです。現在の日本の人口は1億2,488万人ですが、「将来推計人口」50年後の日本は、八、七〇〇万人です。その原因はコロナ禍で婚姻数が減少したこと、また、婚姻する人の割合が低下していること、一生結婚するつもりのない人の割合が上昇傾向にあり、とりわけ近年は女性でその傾向が顕著です。社会進出が進む一方、結婚や出産によって男性よりも負担が増えがちで、キャリアや収入などを失う可能性の高い女性の結婚意欲の低下が表面化したものとみられます。ジェンダーギャップやアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)などが早急に排除され、男女が共に社会や家庭での役割を等しく担っていくことのできる環境が必要です。
総裁・谷口雅宣先生は今年6月17日の谷口雅春大聖師39年祭で、「〝男女平等〟と生長の家」というテーマでお話くださり、私たちは「固定的役割分担論」から卒業する時期にきています。「男性も女性も〝神の子〟として等しく素晴らしい」という教えを、具体的に展開していく時期に来ていると言わねばなりません。とご教示くださいました。
これからも一層、人間内部の神性・仏性を深く自覚し、自信をもって生長の家の運動を進めていきましょう。再拝